クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
 桃華は、樹の許可をもらったので、レジで使われているタブレットを操作する。

 商品の写真を押すだけでカートに入るので使いやすい。

 決済も現金と電子マネーがあり、ご年配の方から若者にまで対応しているのだろう。桃華自信も最近では電子マネーを使うので要領はわかる。

 手順に間違いがないかだけ後で確認してもらおう。お釣りなどは既に用意されている。

 レジ回りも綺麗に整頓されており、困ることはなさそうだ。

 パンの焼き上がりを待つ間、早速パンのPOPに取りかかる。

 ここにも桃華にはこだわりがあり、パンのPOPは手書きがいい。今はパソコンで何でも作れるが、手書きに勝る物はないと思う。

 ブログにも手書きの説明を載せたりするため、一時期勉強し練習したのだ。

 そして、少しだがペンやメモ用紙などを持ち歩いている。裏に戻り荷物から取り出す。

「桃華?何かあったか?」

「大丈夫です。必要な物を取りに来ただけなので」

「そうか。今、新作が出来たんだが試食しないか?」

「いいんですか⁉️」満面の笑みを浮かべる。

 丸い真っ白なパンが焼き立ての香りと共に桃華の目の前に差し出された。

「いただきます」一口食べて桃華は思わず叫ぶ。

「美味しい~。クリームチーズの酸味とこれはマーマレード?甘味の中に少し大人な苦味。めちゃくちゃ合います」

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