クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
「それは良かった。甘夏のマーマレードを作ったんだ」

「樹さんが作ったんですか⁉️凄いです!」

 桃華の反応のひとつひとつが嬉しい。

「早速並べて来ます!」

 ウキウキした様子で焼き立てのパンを店内に並べにいく。

「ああ。よろしく」自然と樹まで笑顔になる。

 この三ヶ月ひとりでショップを営んできて、沢山作れないこと以外には、不自由なことはないと思っていた。

 桃華に来てもらいまだオープン前のひとときしか過ごしていないが、もう桃華がいない店は考えられない。

 もう、今すぐにでも妻にして、ずっと一緒に居たい。

 早めに親父に紹介して周りから固めようかと考えるほど、樹は桃華にべた惚れだ。

 ブログの女性が桃華で納得したと同時に嬉しかった。

 本当に人を好きになると、こうして必死になるものなんだと初めて知った。

 樹の遅い初恋は暴走気味だった……。

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