平成極上契約結婚【元号旦那様シリーズ平成編】
気になって見ていると、スラリと立ち姿の美しい背の高い男女の後ろ姿が目に留まった。
ふたりとも外国人?
男性は艶のある漆黒の髪で、連れの光沢のあるシルバーのロングドレスを着た女性は金髪を緩くアップにしていた。
男性の腕に軽く手を置いている姿は、後ろ姿だけなのにファッション雑誌の一ページを切り取ったかのようにため息が漏れた。
そのとき、ふたりが向きを変えた次の瞬間、胸がズキッと痛みを覚えた。
円城寺さん……。
顔を見合わせて微笑むふたりに、ここで彼に会えた喜びよりもショックが大きくて、シャンパングラスを持つ手が震えだしていた。
急いで白いテーブルクロスの掛けられた丸テーブルへシャンパングラスを置いて、手の震えを止めようと両手を握った。
「明日香、お待たせー」
両手ににぎり寿司の乗ったお皿を持ってひとみが戻ってきた。
まだショックが続いていて表情の硬い私を彼女は覗き込む。
「どうしたの? 気分悪くなった?」
「……ん……、ショッキングなことが」
「数分の間にどうしたのよ。ちょっと座った方がいいわ」
ひとみは手に持っていたお皿をテーブルの上に置くと、私をすぐ近くの椅子に座らせた。
「水をもらおうか」
「ううん……シャンパンがいい」
「取って来る」
ひとみは少し離れたところにいる飲み物を配っているホテルスタッフの元へ雑談している人を縫って取りに行き、すぐに戻ってきた。
私の隣に腰を下ろして、シャンパングラスをしっかり手に持たせる。
「どうぞ」
「ありがとう」
ふたりとも外国人?
男性は艶のある漆黒の髪で、連れの光沢のあるシルバーのロングドレスを着た女性は金髪を緩くアップにしていた。
男性の腕に軽く手を置いている姿は、後ろ姿だけなのにファッション雑誌の一ページを切り取ったかのようにため息が漏れた。
そのとき、ふたりが向きを変えた次の瞬間、胸がズキッと痛みを覚えた。
円城寺さん……。
顔を見合わせて微笑むふたりに、ここで彼に会えた喜びよりもショックが大きくて、シャンパングラスを持つ手が震えだしていた。
急いで白いテーブルクロスの掛けられた丸テーブルへシャンパングラスを置いて、手の震えを止めようと両手を握った。
「明日香、お待たせー」
両手ににぎり寿司の乗ったお皿を持ってひとみが戻ってきた。
まだショックが続いていて表情の硬い私を彼女は覗き込む。
「どうしたの? 気分悪くなった?」
「……ん……、ショッキングなことが」
「数分の間にどうしたのよ。ちょっと座った方がいいわ」
ひとみは手に持っていたお皿をテーブルの上に置くと、私をすぐ近くの椅子に座らせた。
「水をもらおうか」
「ううん……シャンパンがいい」
「取って来る」
ひとみは少し離れたところにいる飲み物を配っているホテルスタッフの元へ雑談している人を縫って取りに行き、すぐに戻ってきた。
私の隣に腰を下ろして、シャンパングラスをしっかり手に持たせる。
「どうぞ」
「ありがとう」