運命が変えた一夜 ~年上シェフの甘い溺愛~
「長く入らせてあげたいけど、体調が悪いから短い時間な?」
浴室に綾乃を連れて行った悟は、綾乃の服を脱がせていく。

泣きつかれた綾乃は小さく頷きながら、悟のされるがままだ。

綾乃の髪や体を洗った悟はさっと自分の体も洗い、悟が後ろから抱きしめるようにして湯船につかった。

「熱くない?」
「・・・うん」
「大丈夫?」
「・・・うん」
悟の胸に寄りかかりながら、目を閉じる綾乃。

「なんか贅沢だな。昼から風呂に入るって、最高だな。」
綾乃の肩にお湯をかけながら悟は綾乃の左耳に話しかける。

「マッサージもあんまりよくないらしいけど」
そう言って綾乃の首や肩回りをマッサージしてくれる悟の手が心地よくて綾乃は眠りそうになる。
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