愛しても、いいですか
そうして甘い誘いに乗った私は、大石さんの寝室に連れて行かれる。

「シャワーだけ浴びてくるから、ここで待っててね?」

そう言って、私をベッドに寝かせてから寝室を出て行く大石さん。

ー大石さんのシーツに包まれてぼんやり考える。
今日もこの前のように、ただ抱き締められて一緒に眠るだけだろうか。
それとも…

そんなことを考えていたら、いつの間にかうとうとしていたらしい。
かちゃ、とドアの開く音でゆっくり目を開けると大石さんと目が合った。

「…お待たせ」

優しく微笑む大石さんに、お帰りなさい、と呟く。

そうして私の隣に潜り込んで来た大石さんからふわっと香るシャンプーの良い匂い。

その香りと共に大石さんの、思ったよりも筋肉質なその腕に後ろから身体を絡め取られて胸がきゅっと締め付けられる。

「…お休み、沙耶香ちゃん」

そうして私のつむじにちゅ、とキスを落として大石さんは眠りについたー
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