花琳伝~宮廷の花は切なく溺愛される~
第2話 プロット
そんな花琳を兄・紅運は心配していた。
湖の近くには盗賊もいる。
嫁入り前なのに襲われたら大変だと。
最近では、汀の王・修礼に嫁ぐ話がある花琳だが、あまり嬉しくない。
ああ、余揮が好きなんだ。
改めて気づく花琳。

そして湖のほとりに立つ小屋の外では、剣術に励む余揮がいた。
また来たのかと驚く余揮に、一緒にいたいという花琳。
余揮は周のお姫様と軍人では、身分が違うと断る。
だが二人は惹かれ合い、恋人同士になる。
花琳はどこにも嫁がないと言うが、父王からは姫としての役目を果たせと、認めてくれない。
そして嫁ぐ相手の汀の王・修礼は、心に決めた人がいてもいい。
一生幸せにすると、花琳を大切にする。
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