クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
「あっ! インタビュー記事あるじゃん! え! なにこの国宝級イケメン……」

 ヒートアップしている姉に気圧されつつ、ひとまず名刺を探し続ける。しかし姉の言葉に動揺して、指先が微かに震えた。

 そんな地位の高い人と明日食事に行くの? マナーとか大丈夫かな。高級店に連れていかれたらどうしよう。

 ドッドッと大きく跳ねる心臓の音が全身に響いている。

「少し前の記事かな。娘が生まれたばかりって書いてある。愛妻家だって。へえ~ドレスだけじゃなくフォーマルウェアも手がけているんだ」

 気になる箇所だけをピックアップして伝えるので、記事がいったいどんな内容になっているのか想像がつかない。

 インタビューを受けるなんて、あまりにも住む世界が違う。
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