クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
「なるほどね。普通は既婚者って女性人気が落ちそうなものだけど、宝生さんは幸せを売る、ウエディングドレスの会社だから。家庭を大切にしているのを前面に出して、ブランドイメージをよくしているんだね。って、その前にアイドルでもないから、女性からの人気なんて気にしなくていいのか」
自己完結をした姉は「それにしても、本当にカッコいい……」と感嘆の声を漏らし、まだまだ興奮冷めやらぬといった様子。
「小春は見ないの?」
スマートフォンの画面をこちらに向けられたが、私の場所からは写真がよく見えない。
「それよりも名刺を探さないと」
「大事なものなんだから気をつけなよー」
もっともな発言をしてスマートフォンを手放した姉は食事を再開する。
バッグの中を探すのを諦めて、病院の医療明細書や薬が入れてあるビニール袋を手にする。
よかった。あった。
紙にぴったりとくっついている遥人さんの名刺を手で掴む。改めて目を通せば、そこには代表取締役副社長と書かれていた。
自己完結をした姉は「それにしても、本当にカッコいい……」と感嘆の声を漏らし、まだまだ興奮冷めやらぬといった様子。
「小春は見ないの?」
スマートフォンの画面をこちらに向けられたが、私の場所からは写真がよく見えない。
「それよりも名刺を探さないと」
「大事なものなんだから気をつけなよー」
もっともな発言をしてスマートフォンを手放した姉は食事を再開する。
バッグの中を探すのを諦めて、病院の医療明細書や薬が入れてあるビニール袋を手にする。
よかった。あった。
紙にぴったりとくっついている遥人さんの名刺を手で掴む。改めて目を通せば、そこには代表取締役副社長と書かれていた。