クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
食事の約束をしている金曜日。
この日私は休日だったので、遥人さんから連絡を受けてマンションの外まで急いだ。
建物の前に止まっていた黒い車を見て背筋が伸びる。言われてみれば高級感が漂っている。
そこで助手席に誰も乗っていないのに気づいた。
もしかして私が前に乗るの?
「白峰さん」
運転席から下りてきた遥人さんは、車体を回り込んで後部座席のドアをすぐに開けた。
頭の中に疑問符を浮かべながら、ひとまず車に乗り込む。
チャイルドシートに座った結愛ちゃんがいて、「こんにちは」と挨拶する。結愛ちゃんは大きな声で返事をしてくれた。
遥人さんが運転席に戻ったところですぐに疑問をぶつける。
「伶香さんは?」
「伶香は今つわりがあってね。来るつもりだったけれど体調がよくないみたいで、今日は三人で出かけてほしいって」
「妊娠していらしたんですね……」
体調云々の前に、妊婦さんは生ものを控えなければいけない。それなのにお寿司が食べたいだなんて、知らなかったとはいえ最悪な提案をしてしまった。
もしかして、食べられないから行くのを止めたとか、ありえる?
この日私は休日だったので、遥人さんから連絡を受けてマンションの外まで急いだ。
建物の前に止まっていた黒い車を見て背筋が伸びる。言われてみれば高級感が漂っている。
そこで助手席に誰も乗っていないのに気づいた。
もしかして私が前に乗るの?
「白峰さん」
運転席から下りてきた遥人さんは、車体を回り込んで後部座席のドアをすぐに開けた。
頭の中に疑問符を浮かべながら、ひとまず車に乗り込む。
チャイルドシートに座った結愛ちゃんがいて、「こんにちは」と挨拶する。結愛ちゃんは大きな声で返事をしてくれた。
遥人さんが運転席に戻ったところですぐに疑問をぶつける。
「伶香さんは?」
「伶香は今つわりがあってね。来るつもりだったけれど体調がよくないみたいで、今日は三人で出かけてほしいって」
「妊娠していらしたんですね……」
体調云々の前に、妊婦さんは生ものを控えなければいけない。それなのにお寿司が食べたいだなんて、知らなかったとはいえ最悪な提案をしてしまった。
もしかして、食べられないから行くのを止めたとか、ありえる?