褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません
◇
「実玖~、帰ろう」
「あっ、トイレ行ってくるから先に行ってて」
「了解。下駄箱のところで待ってるね」
学校が終わり、可南子に先に行っててもらうよう言い残し、トイレがある渡り廊下へ。
西尾先輩とは、デザインの話はテストが終わってからゆっくり話すことにした。
来週からテストだし、今は勉強に集中しよう。
「清水さん、久しぶり」
「あっ……! お久しぶりです!」
トイレを済ませて手を洗っていると、隣に草山先輩がやって来た。
ビックリした……まさかトイレで再会するとは。
最後に会ったのは2週間前だったっけ。
『草山さん、あぁ見えて結構嫉妬深いから、東馬と話す時は気をつけろよ』
ハンカチで手を拭いていると、頭の中で兄の声がよぎった。
うーん……やっぱり、嫉妬深そうには見えないなぁ。すごく落ち着いてるもん。
それに、何度か西尾先輩と話したけど、一度も会ってないし。
よっぽどベタベタしない限り、睨まれることはなさそう。
「……清水さん」
「は、はいっ」
「実玖~、帰ろう」
「あっ、トイレ行ってくるから先に行ってて」
「了解。下駄箱のところで待ってるね」
学校が終わり、可南子に先に行っててもらうよう言い残し、トイレがある渡り廊下へ。
西尾先輩とは、デザインの話はテストが終わってからゆっくり話すことにした。
来週からテストだし、今は勉強に集中しよう。
「清水さん、久しぶり」
「あっ……! お久しぶりです!」
トイレを済ませて手を洗っていると、隣に草山先輩がやって来た。
ビックリした……まさかトイレで再会するとは。
最後に会ったのは2週間前だったっけ。
『草山さん、あぁ見えて結構嫉妬深いから、東馬と話す時は気をつけろよ』
ハンカチで手を拭いていると、頭の中で兄の声がよぎった。
うーん……やっぱり、嫉妬深そうには見えないなぁ。すごく落ち着いてるもん。
それに、何度か西尾先輩と話したけど、一度も会ってないし。
よっぽどベタベタしない限り、睨まれることはなさそう。
「……清水さん」
「は、はいっ」