白いジャージ3 ~先生とバージンロード~


久しぶりにゆっくり先生と会うことができた。


もう4月の半ば。



社会人としての新生活にもやっと慣れてきた頃。



「先生が生徒のスカートの丈とかチェックするんでしょ?」



私は自分の高校時代を思い出し、不安でいっぱいだった。


生活指導の先生は、毎朝校門に立ち、スカートが短いとその場で折ったスカートを元に戻させたりしていた。


「今の子は、みんな下にジャージはいてるから、安心しろ」



安心・・・

難しいね。



信じているのに、胸がざわつくのはどうしてだろう。



先生に指導されて、ドキドキする女子生徒がいるんだろうなって妄想してしまう。



「それより、俺の方が心配なんだぞ。新入社員歓迎会の後、お前を送った先輩・・・絶対お前に気がある・・・」



新入社員歓迎会があったのは、入社して1週間目の週末だった。


お酒を飲めない先輩達が新人を家まで送ることになっていて、私はたまたま独身の30歳後半の男性に家まで送ってもらった。



それを先生がどうして知っているかと言うと・・・



先生は、残業で遅くなった帰りにたまたま私の乗った先輩の車を目撃したらしい。



翌日私の家に突然来た先生は、スネまくっていてかわいかった。


「直、嬉しそうに笑ってただろ!!」



先生はなかなか機嫌が治らなくて、私に似てきたなぁなんて思ったんだ。


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