白いジャージ3 ~先生とバージンロード~



俺は走馬灯のように、あの日のことを思い出したんだ。



直と2人で音楽室にいる時に教頭先生がドアを叩いた。


ドキドキして手が震えそうだった。





あの時・・・



教頭先生が荒木の言ったことを信じて音楽室に来てくれたから、俺と直は無事に卒業できたのかも知れない。




あのまま、自由に付き合っていたのでは・・・



神様はきっと俺と直に試練を与えたはずだ。







寂しかったけど、あれから俺と直は成長することができた。



どんな苦難も乗り越えられるんだという自信を手に入れた。








< 330 / 391 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop