肉食系男子に、挟まれて【完結】
結局、春斗って優しいから、気になって来てくれたんだって。
しかも、辻先生に連絡取ってまで。
「なんで私に連絡しないの」
「出来るかよ」
「なんで」
「距離を取るって言った相手にだぞ。それに今日そっけない態度取っただろ、俺」
「うん、あれは傷ついた」
「ぐ……、ごめん」
「あはは、冗談。だって仕方ないもん」
私は笑ってそう言った。
どっちつかずな私の態度の方がきっと春斗を傷付けた。
悪くないってきっと春斗は言うけれど。それでも、傷付けたのは事実だと思う。
「んじゃ、帰ろうか」
「うん」
並んで歩いて、私と春斗はマンションへと向かう。
玄関の前まで来ると、また明日と言って手を振り、お互いの部屋へと入って行く。