白+紅=蒼
エレベーターが3階に着いても降りようとしない先輩。
「先輩?三階ですよ?」
「いいんだ。白ちゃんを家まで送るよ。」
「え!?だ、大丈夫ですよ!!」
「だけど最近は玄関前で襲われるって事件も多いからね。」
心配と先輩は言って閉じるのボタンを押してしまった。
エレベーターは静かに8階まで上っていく。
「うぅ…本当にすみません。」
そう言うとクスッと先輩が笑う。
「俺がしたくてやったことだから、そんなに縮こまらないで。」
「だけど……」
「ほーら。そんなに顔をしかめていると折角の可愛い顔が台無しだよ。どうせなら、、、」
お礼がいいな。
私の頬を触って優しく微笑む先輩に私の顔はすぐに赤面する。
「あ、ありがとうございます…」
最後には蚊の鳴くような小さな声になってしまったが、先輩は嬉しそうに微笑んだ。
8階に着くと本当に家まで知っているようでスタスタと歩いていく先輩。
「碓水先輩。今日はありがとうございました!」
「俺の方こそありがとう。また明日ね」
そう言って階段の方へ向かう先輩。
姿が見えなくなる前に手を振ってくれた先輩に振り返して私は家の中に入る。
玄関に入ってパタンとドアが閉まると、それに寄りかかって息を吐く。
高鳴る胸の鼓動を少しでも静めたかった。
「先輩?三階ですよ?」
「いいんだ。白ちゃんを家まで送るよ。」
「え!?だ、大丈夫ですよ!!」
「だけど最近は玄関前で襲われるって事件も多いからね。」
心配と先輩は言って閉じるのボタンを押してしまった。
エレベーターは静かに8階まで上っていく。
「うぅ…本当にすみません。」
そう言うとクスッと先輩が笑う。
「俺がしたくてやったことだから、そんなに縮こまらないで。」
「だけど……」
「ほーら。そんなに顔をしかめていると折角の可愛い顔が台無しだよ。どうせなら、、、」
お礼がいいな。
私の頬を触って優しく微笑む先輩に私の顔はすぐに赤面する。
「あ、ありがとうございます…」
最後には蚊の鳴くような小さな声になってしまったが、先輩は嬉しそうに微笑んだ。
8階に着くと本当に家まで知っているようでスタスタと歩いていく先輩。
「碓水先輩。今日はありがとうございました!」
「俺の方こそありがとう。また明日ね」
そう言って階段の方へ向かう先輩。
姿が見えなくなる前に手を振ってくれた先輩に振り返して私は家の中に入る。
玄関に入ってパタンとドアが閉まると、それに寄りかかって息を吐く。
高鳴る胸の鼓動を少しでも静めたかった。