殻に縋って生きる
「余計なお世話って言葉知ってる??」
彼が合コンに誘うのは初めてではなかった。高校時代は毎週のように誘ってきた。ちなみに1度も誘いに乗ったことは無い。
「急に辛辣!!先輩もしかしてまだ2年前のこと引きずってんの?」
2年前。私の人生を大きく変えた出来事。
「そんなのじゃないけど。」
「じゃあなん」
彼の言葉を遮るように私は電話を切った。図星をつかれて嫌だったのか、単に誘いに乗りたくなかったのかは自分でも分からない。
だけど彼に図星をつかれるのは少々痛かった。
ピロンと通知が来た携帯を見ると彼から
「返事待ってるね、出来れば今日中に!」
と来ていた。未読のまま携帯をカバンにしまい、玄関を出た。
彼が合コンに誘うのは初めてではなかった。高校時代は毎週のように誘ってきた。ちなみに1度も誘いに乗ったことは無い。
「急に辛辣!!先輩もしかしてまだ2年前のこと引きずってんの?」
2年前。私の人生を大きく変えた出来事。
「そんなのじゃないけど。」
「じゃあなん」
彼の言葉を遮るように私は電話を切った。図星をつかれて嫌だったのか、単に誘いに乗りたくなかったのかは自分でも分からない。
だけど彼に図星をつかれるのは少々痛かった。
ピロンと通知が来た携帯を見ると彼から
「返事待ってるね、出来れば今日中に!」
と来ていた。未読のまま携帯をカバンにしまい、玄関を出た。