悪役令嬢リーゼロッテ・ベルヘウムは死亡しました
「リジー! リジー! 人間のお菓子ができたよ!」
「すごいね。すごいね。このクリームっていうやつわたしが作ったのよ」
「違うよ。僕が作ったんだよ」
「むぅ~わたしも混ぜたもん」
「あー、もう。言い争いしないの。二人が一生懸命泡立てたんでしょう。せっかくだから食堂に運んでみんなで頂きましょう」
ともすれば喧嘩に発展しそうな言い争いをさくっとぶった切って、三人で出来上がったパンケーキを食堂へ運ぶ。ティティがお茶とジュースを用意してくれた即席ティーパーティの始まり。
「食事の前にはいただきますって言うのよ」
三人で声を合わせていただきますと言って。
フェイルとファーナは大きな口をあけてパンケーキを頬張る。
「あまぁい」
「ふわふわ~」
二人とも上機嫌で目の前のおやつを平らげていく。
口いっぱいに頬張って、もっきゅもっきゅとパンケーキを食べる双子が可愛すぎてわたしも顔がとろけてしまう。子供がおやつ食べてる仕草って可愛いなぁ。
「んんん~。美味しいっ」
わたしもつい自画自賛。
「これが美味しいっていうの?」
「美味しいは甘いの?」
「食べて幸せ~って感じるものは等しく美味しいってことよ」
「わかった~」
「わたしいま幸せなの~」
「ああほら、ほっぺたにクリームが付いているわよ」
ふわふわマシュマロほっぺにクリームをつけたファーナ。わたしは手巾を片手に立ち上がって彼女の頬を拭いてやる。
二人とも嬉しそうにパンケーキを口に入れて、笑って。
うんうん。喜んでくれてよかった。
「ねえリジー、また作って」
「わたしも。また食べたい」
「はいはい。ちゃんといい子にしていたらね」
「うん! けど、いい子ってどうやるの?」
フェイルが首を傾ける。
ああ、そこからですか。
「他の人に迷惑をかけないってことかな」
「わかった」
「わたしもー」
わたしの言葉にフェイルとファーナが元気よく頷いた。
◇◆◇
黄金竜とはいえ、子供なんだから子供といえばお菓子で手懐けるに限るでしょう作戦は思い切り上手くいった。いきすぎて怖いくらい。
「では、今日は森で野イチゴ狩りです」
わたしの言葉にフェイルとファーナが「はぁい」と返事をした。
パンケーキを作ってから三日後のこと。
「すごいね。すごいね。このクリームっていうやつわたしが作ったのよ」
「違うよ。僕が作ったんだよ」
「むぅ~わたしも混ぜたもん」
「あー、もう。言い争いしないの。二人が一生懸命泡立てたんでしょう。せっかくだから食堂に運んでみんなで頂きましょう」
ともすれば喧嘩に発展しそうな言い争いをさくっとぶった切って、三人で出来上がったパンケーキを食堂へ運ぶ。ティティがお茶とジュースを用意してくれた即席ティーパーティの始まり。
「食事の前にはいただきますって言うのよ」
三人で声を合わせていただきますと言って。
フェイルとファーナは大きな口をあけてパンケーキを頬張る。
「あまぁい」
「ふわふわ~」
二人とも上機嫌で目の前のおやつを平らげていく。
口いっぱいに頬張って、もっきゅもっきゅとパンケーキを食べる双子が可愛すぎてわたしも顔がとろけてしまう。子供がおやつ食べてる仕草って可愛いなぁ。
「んんん~。美味しいっ」
わたしもつい自画自賛。
「これが美味しいっていうの?」
「美味しいは甘いの?」
「食べて幸せ~って感じるものは等しく美味しいってことよ」
「わかった~」
「わたしいま幸せなの~」
「ああほら、ほっぺたにクリームが付いているわよ」
ふわふわマシュマロほっぺにクリームをつけたファーナ。わたしは手巾を片手に立ち上がって彼女の頬を拭いてやる。
二人とも嬉しそうにパンケーキを口に入れて、笑って。
うんうん。喜んでくれてよかった。
「ねえリジー、また作って」
「わたしも。また食べたい」
「はいはい。ちゃんといい子にしていたらね」
「うん! けど、いい子ってどうやるの?」
フェイルが首を傾ける。
ああ、そこからですか。
「他の人に迷惑をかけないってことかな」
「わかった」
「わたしもー」
わたしの言葉にフェイルとファーナが元気よく頷いた。
◇◆◇
黄金竜とはいえ、子供なんだから子供といえばお菓子で手懐けるに限るでしょう作戦は思い切り上手くいった。いきすぎて怖いくらい。
「では、今日は森で野イチゴ狩りです」
わたしの言葉にフェイルとファーナが「はぁい」と返事をした。
パンケーキを作ってから三日後のこと。