君と私で、恋になるまで




それが、先週の木曜の話。

イベント自体は2日間あって、2日目は私は主では動いて無かったけれどそれでも一日中会場に居たから、そのまま週末を迎えて。



そして、今日は週明けの月曜日。

安定の外ランチ時間に、様子が変だと悟った亜子に尋問を受けた私が渋々話を始めれば、「おいヘタレ。」とキツイ一言から始まった。



「…瀬尾は、同期への愛が強いんだよ。」

「はあ?何それ気持ちわる。
あんた、この間会場で見てたでしょ?私のことは殆ど無視だったが?」

「…それはちょっと除外品だよね。」

「セールか。
じゃあ何?あんたへのハグも同期への愛ゆえとか言うわけ?

昼間から笑わせてくれるじゃん?」


「せ、先生、言葉にトゲしかないです…」



すごい。今日の亜子は戦闘力が高すぎる。

刃物のような鋭さを保つ言葉を受け止めつつ、そっと痛む自分の胸を抑えた。


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