ずっと一緒に旅をしていたオオカミが魔王だった件
 さて、ダルくなるのでここからも巻きで説明するが、ハッキリ言って国王はクソ野郎だった。
 魔王率いる魔物たちに城を半壊状態にされ民衆を食い物にしていた貴族たちと共にボコられたあとも尚、ノヴァが自分の命令を聞くのが当たり前だと思っているジジィだった。

「一刻でも早くあの魔王の首を切り落として奪われた宝を取り戻してこい!」

 ヒステリックに喚く声が煩わしかったので、ノヴァはサクッと魔王討伐のために魔王が住む城とやらに向かうことにする。さっさっとこの老害から解放されて畑を耕したい。

 名声をあげるチャンス! と腐れ貴族のボンボンが二人ほど無理矢理ついて来たが、城下町の門を出たとたん魔族たちにボコボコにされて退場した。

 ここでもやはり、何故か魔物はノヴァに近づくと自ら宙返りをして飛んで行き「勇者パネェよぉパネェよぉ」とおおげさに騒いでいた。
 だからそれは何語か。魔族語か。


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