消費期限切れのチョコレート

side湊

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朝日向と登校していると、有紗がやってきた。

「ひーなた!おはよ!
今日も旦那様と登校ですかー?
お熱いね~(笑)」

ちっ
なんでこいつは毎日毎日邪魔してくるんだ?
俺は学校で日向と話せないのに・・・
お前は学校でもはなせるだろう⁉ 

「ひゅー、お熱いことで!
湊、他の女子には合わせて歩こうともしないのにねぇ…(にやにや)
日向は鈍感だからもっとあからさまに特別扱いしないと湊の気持ちなんて伝わらないよ?
日向は何気にモテるからいつまでもヘタレでいるとどっかの男に日向の彼氏の座、取られちゃうかもねぇ」

「うるせっ!日向には何も言うなよ!」

全く、日向に聞こえるか聞こえないかくらいの声で話すからヒヤヒヤする。

「さっきから何こそこそ話してるの?」

「なんでもない、お前には関係ない話だから気にしなくていいの!」

「本当に…?さっき私の名前が聞こえた気がしたんだけどなぁ…」

有紗が日向の横でニヤニヤ笑ってる。
くそぉ、有紗後で覚えてろよ!


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