燕雀安んぞ天馬の志を知らんや。~天才外科医の純愛~

「だめですか?」
「うーん、いいけど……」
「なら行きましょう」

 私がきっぱり言って笑うと、先生は苦笑した。
 そして私の頬を撫でるとまっすぐ私の目を捉える。そして、


「一緒に住んでいてわざわざ言うのもなんだけど、できればその日までに覚悟できるようにしてほしいんだ」


と言った。


「え?」
「僕のものになる、覚悟」
「……」


 突然そんなことを言われて、思わず言葉に詰まってしまった。


(さっき心、読まれてた? いや、それより、その宣言なに⁉)

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