燕雀安んぞ天馬の志を知らんや。~天才外科医の純愛~

 先生が楽し気にキスを繰り返して、やっとその唇が離れたかと思うと、私は先生をキッと睨みつけた。

「こういうのも前置きしてからしてくださいよ」
「じゃ、キスしてもいい?」
「だめ」

 そう返事したのに、先生はまた唇を合わせてくる。
 次に解放されたのは、数分後だった。

「だ、だ、だ、だから、なんのために聞いてるの!」

 私が叫ぶと、先生はおかしそうにまた笑った。

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