春永すぎて何が悪い?
高身長のヒゲ。
及川くんだ。
飲み会ぶり。
少し気まずい。
「玉手さん。ども。・・・彼氏さん?」
及川くんが龍樹に視線を配る。
龍樹がほんの少しチラッと私を見てきた後、ワケ分からない様子で「ども。」と会釈する。
「恋人の、龍樹。同期の及川くん。」
そう紹介すると、及川くんはさわやかな笑顔を向けてくれたのに、龍樹は笑顔が消える。
子ども。
「あ、そうだ、龍樹、及川くんに切ってもらえばいいじゃん。」
私が思いつきを言う。
すぐに龍樹が「ええ?」っていうように分かりやすく顔に出す。
「ねーねー、ちょっとさ、及川くんなりに爽やかにしてくれない?この人、怖がられてるから。」
「ああ、いっすよ。カットだけなら全然午後空いてるんで。」
及川くんの快い返答を聞くと、龍樹はまたすぐ私に視線を送ってきたけど無視した。
「ね、爽やかにしてもらってきたら。」
「SNSにあげていいならカットモデルってことでお金頂かないんで。彼氏さんかっこいいから俺も切りたいです。どうすか。」
及川くんの提案に龍樹も心が動いたのか、「じゃあ。お願いします。」と小さな声で言った。
「私もカットしてるの見たい。いい?」
「おーいいよ。俺、メンズカットって意外となくてさー。」
及川くんがそう言うと、「じゃ、またあとで。」と窓際の方に去っていった。
龍樹は肉を頬張る。
「俺、あの人と喋ったことないよ。」
すごく小声で言ってくる。
「何言ってんの、接客業でしょ。」
「うん。」
龍樹のテンションが落ちてるのが分かったけど、また私は無視した。
及川くんだ。
飲み会ぶり。
少し気まずい。
「玉手さん。ども。・・・彼氏さん?」
及川くんが龍樹に視線を配る。
龍樹がほんの少しチラッと私を見てきた後、ワケ分からない様子で「ども。」と会釈する。
「恋人の、龍樹。同期の及川くん。」
そう紹介すると、及川くんはさわやかな笑顔を向けてくれたのに、龍樹は笑顔が消える。
子ども。
「あ、そうだ、龍樹、及川くんに切ってもらえばいいじゃん。」
私が思いつきを言う。
すぐに龍樹が「ええ?」っていうように分かりやすく顔に出す。
「ねーねー、ちょっとさ、及川くんなりに爽やかにしてくれない?この人、怖がられてるから。」
「ああ、いっすよ。カットだけなら全然午後空いてるんで。」
及川くんの快い返答を聞くと、龍樹はまたすぐ私に視線を送ってきたけど無視した。
「ね、爽やかにしてもらってきたら。」
「SNSにあげていいならカットモデルってことでお金頂かないんで。彼氏さんかっこいいから俺も切りたいです。どうすか。」
及川くんの提案に龍樹も心が動いたのか、「じゃあ。お願いします。」と小さな声で言った。
「私もカットしてるの見たい。いい?」
「おーいいよ。俺、メンズカットって意外となくてさー。」
及川くんがそう言うと、「じゃ、またあとで。」と窓際の方に去っていった。
龍樹は肉を頬張る。
「俺、あの人と喋ったことないよ。」
すごく小声で言ってくる。
「何言ってんの、接客業でしょ。」
「うん。」
龍樹のテンションが落ちてるのが分かったけど、また私は無視した。