縁は異なもの味なもの
木曜日は、朝、玄関で大輔に指輪チェックを確認され、2人で出勤。

会社のエントランスで、経理のお局サマの樋口さんが、
「井上主任! おはようございます!
あの〜、主任と立川さんは婚約したんですか?」

「あ、樋口さんおはようございます!
はい。やっと!私の片想いが実りまして、
プロポーズを受けてもらいました!ハハハ!
正式に決まったら、上司に報告しますよ!」

「え! 主任の片想い?立川さんじゃなく?」

「はい。立川には彼氏がいましたから、別れたと知って猛アタックしたんです。
樋口さん、頑張ったオレを褒めて下さいね!」

樋口はぽか〜んと私たちを見て、お辞儀をしてからトイレへ向かった。

私と大輔さんはエレベーターで設計室に向かった。

その日の社員食堂***
《井上主任の片想い》
《プロポーズしたから婚約中》 などのウワサが飛び交っていた。
杏奈は、苦笑いしながら結婚雑誌を私と大輔さんに渡してくれた。

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