縁は異なもの味なもの
「ねぇ、真央、主任。私と同じ月に結婚式しないですよね?」

「小林さんはいつですか?」

「9月です! どう?同じ?」

「大丈夫だと思いますよ〜
オレらもこれから両親への挨拶段階ですからね」

「はい。披露宴には呼んで下さいよ〜」

「もちろん! 呼ぶからね〜」

「あ! 婚約指輪ジャン! お〜主任さすがです!」

「へ? 何が?杏奈…」

「ハハハ〜! まぁ、まぁ、このズレが良いんだな〜 ガツガツしてなくて〜」

「オレもズレてるから、アドバイスしてもらったんだよ! ハハハ!」

真央の婚約指輪は、ブランドでハイクラスのン百万円もする高級な指輪だった。

中川君は指輪を覗き込み、杏奈の指輪と比べていた。

「中川君、あからさまに顔に出さないでくれる?
愛が、あればダイヤの大きさなんか関係ないのよ〜 わかった? 」

「ハイ! 勉強になりました!
因みに、小林さんの婚約者さんは何をされている方なんですか?」

「あ、私の彼はね青果卸の仲買人よ!」

「ハァ。俺にも彼女出来るかなぁ〜」

「大丈夫だって〜」

4人でクスクス笑って食堂をあとにした。


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