捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
「ああ、色々話したいことばかりなんだけど、どこから話せばいいのかわからない」
いつも自信にあふれていて、悩むことなど見たことのない祥吾さんに、私は驚いた顔をしていたのだろう。
「そんな顔するなよ。俺だって悩むことぐらいある」
「私のことでも?」
つい聞いてしまった言葉に、祥吾さんから意外な言葉が帰って来る。
「昔も今も、俺を悩ませるのは紗耶香だけだ」
「え?」
言っている意味が解らなくて、問いかけたところですぐに家へと着いてしまった。
瑠偉を寝室へと寝かせると、特に言葉なく二人でリビングのソファに少し離れて座った。