捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
「だから、紗耶香が他にもネクストの社長の愛人で、紗耶香のパソコンからデータ送信履歴がでて」
そこまで聞いて、私はつい口を挟んでいた。
「どういうこと? 何それ」
慌てた私に祥吾さんは、髪をかきあげると俯いた。
「今、再度調べさせてるが、誰かから怪メールが来たんだよ。それもあって、紗耶香のパソコンとかを調べなければいけなかった。その間、俺が連絡をすることもできなかった。それに、俺以外にも男がいたって知って、困惑して嫉妬したんだ。だから冷静に物事を考えられなくて、信じることが出来なかった」
一気に言葉にすると、祥吾さんは大きく息を吐いた。
「本当に申し訳なかった。気づいた時には紗耶香は退職をした後で、なんとか訴えを起こすといった連中を黙らせることしかできなかった」