捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
「もういい。そのことは許すから。信じてくれなかったって思ったけど、私も信じられず何も伝えなかったから。同罪よね」
どんなことをしても、瑠偉のことだけでも後で伝えることはできたがしなかったのは自分だ。
信じてくれなかったそう思っていたが、私もあの頃祥吾さんを信じていなかった。
「これからは信じてもらえるようにする」
真っすぐに言われた後、そっと一瞬唇が触れただけなのにはっきりと感触が残る。
「祥吾さん!」
慌てて声を発すれば、クスリと笑った祥吾さんの瞳とぶつかる。
「遠慮はしないっていっただろ? 嫌なときは本気で拒否して」
最後は少し真面目な表情で言うのがずるい。
優しく触れただけのキスは、今までのどのキスよりも甘くて顔が熱くなるのを止められなかった。