寄り添う花のように私はあなたの側にいたい
その時、母が目を覚ました。

「お母さん。」

母は、側にいる私に気が付いたようだ。

「小花……ここは?」

「病院だよ。」

「病院!?」

すると、母は急に起き上がろうとした。

「お母さん、無理をしないで。」

「だって病院に来たら、お父さんに迷惑かけるだろう?」

すると小沢さんは、母をまた横に寝かせた。

「初めまして。小沢保と言います。」

母は、私の方を見た。

「小沢さんが、治療代を出してくれると言うの。」

「ええっ?」

母は驚いた。

そうだよね。見ず知らずの人が急に自分の治療代を出してくれるなんて。

すると、母は察しがいいのか、鋭い目つきになった。

「見返りは、小花かい?」

「見返り……とは、ちょっと意味が違います。」
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