後悔しないために
起き上がることもできずに、仰向けで寝そべっていると理菜が不安そうに言った。

「一緒に寝て、いいんだよね?」

どうやら取り越し苦労だったようだ。

「当たり前だろ!ほら、こっち来な。」

理菜はゆっくり俺の腕に頭を置き、俺の方を向いて横になった。

緊張してるのがよくわかるところもずごく可愛い。

リモコンで電気を消して、ベッドの脇にある小さなライトを付けた。
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