クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】
でも、プライベート用の番号とアドレスを知っている人はそんなにいないんじゃないだろうか、たぶん。

…嬉しい。思いがけずレアなアイテムをゲットしてしまった。

「…ありがとうございます」

部長から受け取ったメモをぎゅっと握りしめてほくほくしていると、

入り口から「おはようございまーす」と営業部や総務部の面々がチラホラと出勤してきた声が聞こえた。
部長のデスクは入り口から1番離れているので、まだ私たちには気づいていないようだ。

それを合図に、「今日は助かったよ。それじゃ、また金曜楽しみにしてる」

と部長はコーヒーのはいったマグカップを持って給湯室の方に去って行った。

私は、部長からもらったメモを眺める。
部長らしい、整った綺麗な字。

そっと折り畳んで大事にポケットにしまった。
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