生きなさい<短編>



私‥

死ねなかったの?






死ぬことも

できないの?









涙が溢れる。





隣りで母が泣いていた。


だけど

そんなことは どうでもよかった。


今さら母の涙など
少しも私には響かなかった。


知らない人のように見えた。






次の日

私は無理やり退院をした。



同じ病院内の精神科に通院することを条件に。




だけど

通うことはなかった。


私は久し振りに家へ帰り

部屋にこもった。



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