生きなさい<短編>
久し振りに食べ物を口にしたせいか
一瞬、吐き気がしたけど
私は笑顔でプリンを食べた。
それを見て
おじいちゃんも笑顔になった。
誰かの笑顔を
こんなに嬉しいと思うのは
いつ振りだろう。
その日
私はいつに無く穏やかに過ごせた。
明日はおじいちゃんの手術の日。
私はその日
一日中、おじいちゃんの病室に居た。
気付いたら眠っていた。
目を覚ますと
私の手首の傷を
そっとおじいちゃんが撫でていた。
そして
泣いていた。