溺愛砂漠 ~デザートローズ~
理不尽だって知りながら自分の正義で殺せる側。僕も。矛盾だらけだね。
「美樹のお父さんには命を大事にして欲しいな。美樹や美樹のお母さんが泣くのは見たくないんだ」
君が辛そうに目を伏せる。自分に重ねて胸が痛む?身が切られそう?・・・僕もだよ。
「あの人を殺したのが、当時若頭だった小暮幹に飼われたチンピラだったとしても・・・ね」
刹那。大きく見開いた眸。マスカラで整った長い睫毛と、喘ぐように開いた唇が震えてる。
驚愕。動揺。衝撃。絶望。悲哀。君を打ちのめしてくのが在り在りと。
「・・・・・・う、そ・・・」
虚ろな声が静寂に飲まれてく。
「美樹のお父さんには命を大事にして欲しいな。美樹や美樹のお母さんが泣くのは見たくないんだ」
君が辛そうに目を伏せる。自分に重ねて胸が痛む?身が切られそう?・・・僕もだよ。
「あの人を殺したのが、当時若頭だった小暮幹に飼われたチンピラだったとしても・・・ね」
刹那。大きく見開いた眸。マスカラで整った長い睫毛と、喘ぐように開いた唇が震えてる。
驚愕。動揺。衝撃。絶望。悲哀。君を打ちのめしてくのが在り在りと。
「・・・・・・う、そ・・・」
虚ろな声が静寂に飲まれてく。