はじめてのカレカノ

「じゃあ、結月と高槻先輩はカレカノになったんだねー」

「それは、どうなんだろう?良くわからないの」

先輩から「好きだ」って言われた訳じゃないし、私も「好きです」ってはっきりと伝えた訳じゃない。

キ、キスはされたけど、先輩にとってキスは挨拶みたいなものだったりしたら・・・。

なんて不安が襲ってくる。

「相手があの高槻先輩なんだから、不安になるのも分かる。岡崎先輩との噂もあるしね。ハッキリ言ってくれないと色々考えちゃうよね。でも、結月だって岡崎先輩みたいな綺麗さは無くても、可愛さでは岡崎先輩に勝ってるんだし。自信持ちなよ」

「未菜、それ褒めてくれてるの?」

「もちろん!最上級です」
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