はじめてのカレカノ

「しょ、翔?私たちも帰ろ」

「おう帰るか。結月、お帰り」

「うん、ただいま」

家までの帰り道、翔から白井くんのことは何も聞かれず、今までと変わりない態度で接してくれることが嬉しかった。

「翔、少し話したいんだけど。ウチに寄ってくれる?それとも公園?」

「じゃ、公園で話そうか」

私たちは帰り道にある公園のベンチに並んで座った。
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