はじめてのカレカノ

「翔、おうちに入ってもらいなさい。結月さん、いらっしゃい。狭い家だけど、どうぞ」

翔のお母さんが玄関から声を掛けてくれた。

「た、立花結月です。今日は突然お伺いしてすみません」

私は深々と頭を下げた。

翔のご両親の案内で私たちはリビングに通されて、緊張マックスでソファーに座る。
< 290 / 312 >

この作品をシェア

pagetop