平凡な私の獣騎士団もふもふライフ3
到着の予定を待って準備を進めてくれていたようで、村の集会所で来客の歓迎と共に賑やかな食事が始まった。

村人たちは、リズの先輩ということもあって好印象も二割増しのようだ。

それでいて国が誇る獣騎士団の所属だ。とくに村の男たちからはヒーロー扱いで、ジェドとコーマックは子供にまで大人気だった。

「あいぼうじゅうって、ずっと一緒ってほんとう!?」

「本当だよ」

村の子供に、ぐいぐい裾を引っ張られてもジェドは笑顔だ。

「どこか近くにいるの?」

「いるよ。向こうから見える位置で休んでいると思う。人には近付かない」

「ごはん、だいじょうぶなの?」

「さっきの分で大丈夫だ。リズお姉さんとコーマックお兄さんが、持っていっていただろう?」

ジェドは、食事に集中できず走る回る子供たちに質問されるたび、きらきらと笑みを向けて答えていた。

リズとコーマックは、お姉さんお兄さん呼びに思う表情を浮かべていた。

ドS上司なだけに、恐くてちょっとそちらを見られない。

「でも、あまり一緒にいられないのは残念だな……」

久々の母の料理を堪能しながら、ふとリズは、土に【うまい】と字を彫っていたカルロを思い出す。

ちょうど狩りをした肉があったからと、分けてもらえたのだ。

でも、ブラッシングをしてあげる時間だってなかった。

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