平凡な私の獣騎士団もふもふライフ3
「僕らは助かりましたよ。まさか一番大きな農屋を提供してもらえるとは、思ってもみなくって」

村人からようやく解放されたコーマックが、戻ってきて、皿ごと隣に移動してきて言った。

「え? ああ、手紙でお二人を連れて行くことを書いたら、エディおじさんが村長に相談してくれたみたいです」

獣騎士と相棒獣は、常に一緒にある。

それは誰もが知っている有名な話だった。実際に獣騎士を見られるとあって、村長も楽しみにしていたらしい。

たっぷり話もできたことに満足して、今は向こうで食事をしている。

「そういえば、エディおじさんというのは?」

「ああ、私の近所に住んでいるお父さんの友達で、幼馴染の――」

父親でもあるんですと紹介しようとしたリズは、がしりと肩を掴まれて短い悲鳴を上げた。

「なんでここにいるのよエディおじさん!」

「ぶわっははは。また驚いたな、リズは一向に慣れないんだなぁ」

「おじさんが、やたら力を込めてくるせいです!」

リズは、頬を膨らませてエディを睨み返した。隣からコーマックが、柔らかな苦笑を向ける。

「あなたは、リズさんのことを父の友人の娘というより、一人の娘みたいに大切に見守っているわけですね」

「おうよ。村の子供たちは、みんな俺らの子、ってね」

ウインクを決めたエディが、ふむふむと顎の無精鬚を撫でてしげしげとコーマックを眺めた。

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