平凡な私の獣騎士団もふもふライフ3
「それにしても、品があるなぁ。リズと並ぶと余計に差が見えるわ」

「それ、どういうことよ?」

「エディの言うこと、分かる気がするな」

そばから、椅子に腕を引っ掛けて別の村人が声を投げてきた。

「まるで貴族様みたいだよな。とくにジェドさんなんて輝きが半端ないし」

リズは、それを耳にして「ごほっ」と咽た。コーマックが慌ててその背を撫で、エディがコップの水を渡した。

「ははは、そうですか」

当のジェドは、輝いているという感想が悪くなかったらしい。仕事時のきらきらとした、いい上司笑顔で対応している。

それを盗み見て、コーマックがキリキリした胃を服の上から押さえた。

村人の注目が、また少しジェドの方に集まった。

「なぁジェドさん、よく言われたりしないかい?」

「あんた、めっちゃモテるだろう」

「いやいや、こっちのコーマックさんだって負けてないぜ。うちの女房も向こうでもじもじしてるし、いてっ」

「エディ! あんたは黙ってな!」

たくましい妻が、夫エディに向けてしゃもじを放った。

近くに座っていたリズの両親が、揃って笑った。だが次の料理に手を伸ばした父が、ふっと視線を向けてジェドとコーマックを見つめる

「そういえば、ジェドさんとコーマックさんは、二人でリズを取り合っていたりするのかい?」

「ごほっ」

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