光を掴んだその先に。




「…お前の初めては俺だよ」



それをファーストキスと言えるかは分からない。

そんなつもりでお互いが重ねたわけではなかったのは確実で、それは本当に可愛いものだったから。


だとしても今だからこそ意味がまた変わってくれる。



「…那岐の初めてのキスも、わたし…?」


「当たり前だ」



そのままひょいっとお姫様抱っこ。

隣の寝室へと移動されて、和モダンなベッドにふわっと下ろされた。

そのまま覆い被さってくる那岐。


アイス……溶けちゃうのに…。

でもそれ以上にとろけてしまう時間はまだ始まったばかり。



「なぎ…?」


「…それだと俺が絃を“あまき”って呼ぶのと一緒なんだよ」


「…い、…いおり、」



私たちを繋いでくれる、私たちにしか見えなくて、私たちにしかない絃─いと─。


また新しいもので繋がっていく。

こうして見つめ合う度に繋がれてゆく。



「…俺たちは心は繋がったと。」


「え…?」


「それなら残るはひとつだな?」



わからないならわからせてくれると、前に言ってくれた。

それは心にも……身体にも、ぜんぶだって。



「心は繋がったから……あとは、身体……?」


「…ってことで」


「え。───んぅ…っ!ぁ…っ、まってまって…っ!」



身体、身体って……。

あ、逃げ場が……ございません。



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