(プロット)転生悪役令嬢の完璧(じゃなかった)セカンドライフ計画!
【第一話~第三話のプロット】

【第一話】
公爵令嬢であるスカーレットは、御年八歳。王太子妃を目指して日々礼儀作法の特訓に励んでおり、今日はまさに王太子を囲んで未来の妃候補達が集まりお茶会が開催されることになっていた。意気込むスカーレットは見事に淑女を演じきる。
ところが、浮かれて帰り道に足を踏み外して池に転落。その拍子に、この世界が前世で自分か開発に携わった人気乙女ゲーム「夢見るような恋をしよう=通称:夢恋」と瓜二つだと気付く。さらに、自分はどう考えても王太子の婚約者としてヒロインを虐めまくって断罪ルートまっしぐらに進む悪役令嬢ポジション。
「ありえないー!」
スカーレットの絶叫が王宮の庭先に響き渡ったのだった。

【第二話】
スカーレットの元に、王太子の婚約者内定の通知が届く。
両親は浮かれるが、スカーレットはそれどころではない。これはまずい。このままでは断罪ルート……。
何とかして未来を変えようと、スカーレットは色々な手を試すが悉く失敗。どうも修正補正がかかっているようだと気付き、断罪ルート回避を諦める。
「そうだわ! こうなったら、森でわんにゃんカフェを開きましょう!」
前世の癒しの場、猫カフェ&犬カフェ……。この冷たい世界に癒しの場を、と思い立ったら吉日。
スカーレットはその日から断罪後も生き残れるように必死に勉強する。もちろん、疑われないように王妃教育も頑張る。
いつの間にか完璧令嬢が出来上がっていたことに本人は気付いていない。

【第三話】
「スカーレット=ルインリッヒ! お前との婚約を破棄する!」
聖フローリア学園の大ホールに、王太子の声が響き渡る。王太子の横には小動物を思わせる可愛らしい少女。「けっ!あんたのことはラフ画の時から気に入らなかったのよ!大体イラストレーターが……」という内心の声を隠し、スカーレットは神妙な面持ちでそれに聞き入る。
しかし、内心はガッツポーズ。なにせ、スカーレットは念には念を入れ、五重バックアップで自分が嫌疑の日にその場に行っていない証拠を保管していたのだ。
無事に婚約破棄はされ、でも証拠不十分でさほど断罪はされずにスカーレットは森へと引っ込む。これからわんにゃんカフェが始まるわ~と気分は絶好調である。
と、そこになぜかイザークがやって来て!?

< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:5

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

俺様王太子に拾われた崖っぷち令嬢、お飾り側妃になる…はずが溺愛されてます!?
  • 書籍化作品
[原題]婚約破棄された崖っぷち令嬢、婚活したら王太子に拾われる。契約寵妃のはずが、殿下が離してくれません!

総文字数/113,458

ファンタジー237ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「俺に触るな!」 伯爵令嬢のベアトリスは王宮舞踏会で、 婚約者のブルーノから突然婚約破棄を言い渡される。 なんでも、ベアトリスは友人であるローラを虐める悪女で、 ブルーノは彼女との真実の愛を見つけたのだとか。 ──ベアトリス=コーベットは婚約者の気持ちを奪われ、 嫉妬から友人を虐め、 それが婚約者本人にばれて婚約破棄された 惨めな性悪令嬢である。 たちまち悪評が広がって困り果てたベアトリスは、 婚活することに。 ところが、友人に誘われて参加した舞踏会で ブルーノとローラに鉢合わせしてしまう。 「男漁りをしてはしたない」 とふたりから糾弾されていたベアトリス。 その場に颯爽と現れてベアトリスに救いの手を差し伸べたのは、 なんとこの国の王太子アルフレッドで──。 「いらないなら、彼女は俺が貰おう。ベアトリスには俺の妃になってもらう」 「……は?」 俺様王太子×崖っぷち令嬢 ワケありの契約寵妃のはずが、殿下が離してくれません…!
拝啓、元婚約者様 捨てた私のことはお構いなく
  • 書籍化作品

総文字数/102,577

ファンタジー193ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
侯爵令嬢であるフィーヌは「土の声を聴ける」という地味なスキルしかもっていなかったが、名門ダイナー公爵家の嫡男バナージに嫁ぐべく、厳しく育てられた。 ある日、妹のレイナがレアな植物育成スキル「緑の手」に認定される。緑の手は農作物の成長を促し五穀豊穣をもたらすのでとても重宝されるスキルで、レイナは周囲からちやほやされる存在に。 幼い頃から優秀な姉と比較されてフィーヌが嫌いだったためレイナは、婚約者を奪ってやろうと計画。バナージはそれに乗る。 結果、フィーヌは参加した舞踏会で休憩室に見知らぬ男──ホークと閉じ込められ、不貞行為だと糾弾された挙げ句に婚約破棄されてしまう。 そして、バナージには妹が継ぐことに。 しかし、これはレイナとバナージの計画を事前に察知していたフィーヌが仕組んだことだった。 一方、フィーヌの婚約破棄を知った辺境伯のホークは責任を感じ彼女に求婚。 嫁ぎ先のロサイダー辺境伯家はとにかく産業がなく貧乏だった。フィーヌは土の声を聞いて鉱脈を探し当て、ロサイダー辺境伯領は一気に豊かになる。 一方、ダイナー公爵家はたくさんあったはずの金鉱石の生産量が急激に落ち込みはじめ、フィーヌの力を知るが今更あとの祭りで──。 
表紙を見る 表紙を閉じる
❖ベリーズ文庫2024年8月刊にて発売予定❖ 15歳のときにアリスは政治の駒として隣国ビクルス国の王太子──クリス(23歳)のハーレムに送られる。 ところが、クリスは大の年上女性が好きだった! 絶対的寵妃ポジションに40歳熟女(異世界基準)がおり、完全に入れ込んでいる。 童顔なことも相まって、アリスは全く相手にされない。渡りが1度もないまま時だけが流れてゆき、ハーレムでは最下位の妃とみなされる。 ハーレムでは王太子の寵愛に応じて給金が決まる実力主義なシステムのため、アリスは使用人のように生活していた。ただ、そのおかげで各国から来た妃たちと仲良くなって色々な話を聞くことができ、各国の事情にとても詳しくなる。 そんな中、22歳のときに大事件が起こる。夫である王太子クリスが寵妃への贈り物のために多額の国費を使い込んでいることが発覚し、失脚してしまったのだ。財務健全化の一環でハーレムは解散され、アリスはアーヴィ国に戻ることに。 (よし!ハーレムで得た知識を生かして外交官になりましょう!) そう決心したアリスだが、今度はシスティス国から政略結婚の打診が来て──。 訳ありヒーロー×ポジティブヒロインのラブファンタジー。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop