35cmの音
「あ、これ浴衣です。」

これは手回しでは、ない。ハズ...

「今年はみんな浴衣で接客かー。うん、なかなか良いな」

オーナーが受け取った。

「わー可愛い!黄色?お花柄も可愛い!」

マキさんも褒めてるし良かった!

「え。ねぇ、兄.....?まさかこれを
バイト中のサナちゃんに着せる気?」

俺が選んだ浴衣は

パステルカラーのイエロー

「そうだけど?」

「見れないよねあなた?」

「そうだけど?」

あの人が選んだ浴衣なんて毎年着て欲しくないし!

「え。自分が選んだ浴衣着てるの裏で想像して優越感に浸るパターン?」

言葉に起こすとなかなかヤバイ兄。笑

「...それは、」

「想像してニヤニヤしちゃうんでしょ?
それはさすがにキモ過ぎ!!!引いた」

僕は兄に心底幻滅したよ...

「ほっとけ!」

「はぁー。やれやれ」

ドン引きの眼差しで玲音を見つめた

「ッッッ!!!!もういい!夏はアメリカに戻る!!!」

できないくせにー。

「はいはい」

てか兄。

学校行ったり行かなかったり
そんな調子であなた勉強大丈夫なの?
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