甘やかし上手なエリート医師に独占溺愛されています
「ありがとう、悠さん」
ぎゅっとウニを抱きしめて上目遣いでお礼を言う遥も可愛いが、そこは相手が違う。
大人げなく彼女からウニを取り上げると、遥も俺の思考が読めたのか、おかしそうに笑いながら胸の中に収まり、細い腕を俺の背中に回す。
その感触に満足しながら髪や額、頬にキスを降らせていくと、くすぐったそうにしながらも甘えるように擦り寄ってくる。
その仕草が可愛くて、口角の上がった小さな唇にも触れようとすると、遥が「そうだ」と何かを思い出したように俺を振り仰ぐ。
「あの、…悠さんにお願いがあって」
今まさにキスをして甘く濃密な時間に突入しようとしていただけに意表を突かれたが、遥のお願い事なら聞かないわけにはいかない。
「ん?」
少し残念に感じているのをおくびにも出さず、極めて紳士なふりをして遥の言葉を待つ。
「ピアス…開けてくれますか?」
「え?」
思いもよらない『お願い』に驚く俺の腕から抜け出ると、遥はソファの下にあった自分の鞄からピアッサーを取り出した。