シークレットベイビー 弥勒と菜摘
✴︎
彼のベットで。
弥勒が覆い被さる。
頭の上も、足の先も、背が高い弥勒に抱き込まれて、
全身包まれて密着するからだ。
弥勒の体はでこぼこしてない。
広い胸も、筋肉が滑らかにつく腕も、体の中の骨も、かたいけどあたたかくて、人の肌がサラサラと素肌をする。
吐息がつむじにかかり、後頭部を大きな手がすっぽり包み、宝物みたいに撫でる。
涙が出るぐらい、好きだ。
撫でていた手が、首筋や耳や、ほおを撫でる。
肩を撫で、背中をゆっくりたどり、お尻をつかんで、より彼に引き寄せられた。
もう片手の手の指が、頬に添えられていて、優しく優しく親指でこする。その指は、菜摘の唇を撫でる。確かめるみたいに。
つむじにキスをされて、彼は顔を菜摘の髪に埋めたまま、頬でするように菜摘の顔をたどった。
弥勒の眉やまつ毛が、菜摘の頬にあたり、菜摘が薄く目を開けたら、伏せられた弥勒の目と長いまつ毛が菜摘のまつ毛と同じぐらいの近さだった。鼻の高さと目の下の落差がリアルに顔の形を感じさせる。
たまらなくなって、空いてる上の方の手で、弥勒の頭を掴むようにしたら、初めて会った日の、不思議に思った彼の髪は、思ったより硬くて、手のひらで、指で、指の間で、彼を感じた。愛おしかった。
反対の手は、弥勒の肩に手をついたみたいになっているから、愛おしさをこめて、柔らかく彼の皮膚を撫でたら、弥勒が震えた。
耳を唇で食まれ、頬を、顎を、首を、瞼を、こめかみを、やっと菜摘の唇に重なり、何度も何度も味わった唇を、また何度も何度も深く味わう。
喉を下にたどりながら、弥勒は囁いた。
「君は服を脱いだらどんなだろう、とずっと思ってた。最初に見た時から⋯⋯ 」
「あんな私、よれよれだったのに⋯⋯ 」
「一子を守ろうとして、自分の子じゃないのに、そんな姿を見たら、なんだか堪らなかった。
無防備に2人っきりで。
オレが守りたいと思った
君の目に見えた、一子に対するまっすぐな愛情が欲しくなった、
強い気持ちを信じたくなった、
オレにも向けて欲しいと思ったんだ」
「私は自分がおまけだなって。
弥勒さんに、申し訳ないなって。
でもかわれないしなって。
そのうち、欲が出てきて、あなたもほしいって、一緒にいたいって。
本当に離れなくていいの? 」
「離さないよ」
✴︎
一子とは親子だから。
順序が逆になったね、君との関係。
でも、
君とはじめたい。
一緒に未来を築きたい。
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彼のベットで。
弥勒が覆い被さる。
頭の上も、足の先も、背が高い弥勒に抱き込まれて、
全身包まれて密着するからだ。
弥勒の体はでこぼこしてない。
広い胸も、筋肉が滑らかにつく腕も、体の中の骨も、かたいけどあたたかくて、人の肌がサラサラと素肌をする。
吐息がつむじにかかり、後頭部を大きな手がすっぽり包み、宝物みたいに撫でる。
涙が出るぐらい、好きだ。
撫でていた手が、首筋や耳や、ほおを撫でる。
肩を撫で、背中をゆっくりたどり、お尻をつかんで、より彼に引き寄せられた。
もう片手の手の指が、頬に添えられていて、優しく優しく親指でこする。その指は、菜摘の唇を撫でる。確かめるみたいに。
つむじにキスをされて、彼は顔を菜摘の髪に埋めたまま、頬でするように菜摘の顔をたどった。
弥勒の眉やまつ毛が、菜摘の頬にあたり、菜摘が薄く目を開けたら、伏せられた弥勒の目と長いまつ毛が菜摘のまつ毛と同じぐらいの近さだった。鼻の高さと目の下の落差がリアルに顔の形を感じさせる。
たまらなくなって、空いてる上の方の手で、弥勒の頭を掴むようにしたら、初めて会った日の、不思議に思った彼の髪は、思ったより硬くて、手のひらで、指で、指の間で、彼を感じた。愛おしかった。
反対の手は、弥勒の肩に手をついたみたいになっているから、愛おしさをこめて、柔らかく彼の皮膚を撫でたら、弥勒が震えた。
耳を唇で食まれ、頬を、顎を、首を、瞼を、こめかみを、やっと菜摘の唇に重なり、何度も何度も味わった唇を、また何度も何度も深く味わう。
喉を下にたどりながら、弥勒は囁いた。
「君は服を脱いだらどんなだろう、とずっと思ってた。最初に見た時から⋯⋯ 」
「あんな私、よれよれだったのに⋯⋯ 」
「一子を守ろうとして、自分の子じゃないのに、そんな姿を見たら、なんだか堪らなかった。
無防備に2人っきりで。
オレが守りたいと思った
君の目に見えた、一子に対するまっすぐな愛情が欲しくなった、
強い気持ちを信じたくなった、
オレにも向けて欲しいと思ったんだ」
「私は自分がおまけだなって。
弥勒さんに、申し訳ないなって。
でもかわれないしなって。
そのうち、欲が出てきて、あなたもほしいって、一緒にいたいって。
本当に離れなくていいの? 」
「離さないよ」
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一子とは親子だから。
順序が逆になったね、君との関係。
でも、
君とはじめたい。
一緒に未来を築きたい。
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