ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。

「好きです付き合ってください」

 ううっ……私も……あんな空みたいに……綺麗だったら……尊和くんと……一緒にいられるのかな……?

 ってもう!……はぁ……。

「「日和!!」」

「え!?ふ、2人共!?ど、どうしたの……!?」

「どうしたの!?じゃねぇだろ!」

「……昔のことでも思い出したのでしょう……?」

「ううっ……うんっ……」

「怖かったわね……もう大丈夫よ……?」

 ギュッと抱きしめて、ベンチに座らせてくれた瑠奈ちゃん。

「……赤城蕾(アカギツボミ)、夕間笑美瑠(ユウメエミル)……アイツら……マジでボコす」

「だ、大丈夫だよっ……?全部……私が悪いし……」

「はぁ!?ったく!あのなぁ!日和と尊和が別れるなんてことは、絶対にさせないからな!」

「ええっ……!?」

「オレにも彼氏がいるって話はしたよな?」

「あ、う、うんっ……?柊鈴くんだよねっ……?」

「ああ」

「そして、あたしの彼氏が、神楽二葉」

「あっ……前に聞いたことあるっ」

「それで、その尊和と鈴と二葉は、まぁ仲がいんだよな」

「そ、そうなんだ……!!」

「これって運命だと思わないか?」

「ええっ……!?」

「運命よ!」

 う、運命……?

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