ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
第4章

「なにやってんの……?許さないからね」

 お泊まり会の、3泊は終わり、私はいまバイトに来ている。

 そして——

「日和!勉強教えて!」

「日和、ここがわかんない!」

 なぜか……この、双子様のお世話をしています。

「え、えっと、ここは、この小数を、これで割ればいいんですよっ?」

「それができないの!」

「わかんない」

 この調子で……勉強を、どうにか教えていこうと思いますっ……。




「勉強頑張ったぁ!」

「オヤツ食べたい!持ってきて!」

「ええっ……!ど、どこにありますかっ……?」

「あそこの棚〜」
 
 明様が指さした先には、真っ白で綺麗な棚があった。

 だけれど……。

「す、すみませんっ……!届きませんっ……!」

 なんかっ……め、目がうるうるしてきちゃったっ……。

 最悪っ……。

「ああああ!な、泣かないで!大丈夫だよ、取ってあげる!」

「ご、ごめんなさいっ……」

「日和はなんにも悪くないから、泣かないで」

「あ、ありがとうございますっ……」

 ふ、2人共、ものすごくお優しいっ……。

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