ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
「あのっ……だ、だから、許してくださいっ……」

「……じゃあ、上付けしておかないとね」

「へっ?」

 すると、ものすごい力で抱きしめられた。

「く、苦しいですっ……!!!」

「こんぐらいにしとかないと、ちゃんと上付けできないからね」

「ううっ……で、でも……う、嬉しいっ」

 はっ!つい、本音がっ……。

「っ……はぁ……もう可愛すぎる。しょうがないから許してあげる」

「あ、ありがとうございますっ……!」

 尊和くんの、優しさというか、愛おしさに触れた瞬間だった。

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