あの夜身ごもったら、赤ちゃんごと御曹司に溺愛されています
「違うんです。嬉しかったんです。間違ってないって初めて言ってもらえて……」
「君は間違ってない。だから自信持って」
「はい」
「それとさ、過去は過去だよ。多分君の中で今が一番どん底だと思う。だけど今がどん底っていうことはこれ以上悪いことは起こらないってことでもあるんだよ。だからこれからの君の未来は明るいはず」
かわいそう、残念だったね。なんて同情の言葉をたくさんもらったけど、それに続く言葉はなかった。
だけど彼は違った。
私を元気付けて、気持ちを落ち着かせてくれる言葉をくれた。
もっと早く彼に出会っていたら、どうなっていただろうと思った。
「ありがとうございます。元気もらえました」
「当たり前のことを言っただけ。じゃあ仕切り直しに乾杯でもする?」
「はい」
ふとグラスに目をやると二人ともグラスの中身は空っぽだった。
互いのグラスを指差し笑った。
「あれ? 俺が席を外している間に随分仲良くなってない?」
彰さんが意味深な表情を浮かべる。
否定しようと口を開くと、「だろ? 俺たち心が通じ合ってるから……ね?」
悠一さんが私に微笑んだ。
その瞬間、胸の奥がキューンと締め付けられた。
ヤダ何これ……。
この感覚を私は知っている。
痛くて胸が苦しいのに、ドキドキして、体に電流が走るような感覚。
——嘘でしょ?
「君は間違ってない。だから自信持って」
「はい」
「それとさ、過去は過去だよ。多分君の中で今が一番どん底だと思う。だけど今がどん底っていうことはこれ以上悪いことは起こらないってことでもあるんだよ。だからこれからの君の未来は明るいはず」
かわいそう、残念だったね。なんて同情の言葉をたくさんもらったけど、それに続く言葉はなかった。
だけど彼は違った。
私を元気付けて、気持ちを落ち着かせてくれる言葉をくれた。
もっと早く彼に出会っていたら、どうなっていただろうと思った。
「ありがとうございます。元気もらえました」
「当たり前のことを言っただけ。じゃあ仕切り直しに乾杯でもする?」
「はい」
ふとグラスに目をやると二人ともグラスの中身は空っぽだった。
互いのグラスを指差し笑った。
「あれ? 俺が席を外している間に随分仲良くなってない?」
彰さんが意味深な表情を浮かべる。
否定しようと口を開くと、「だろ? 俺たち心が通じ合ってるから……ね?」
悠一さんが私に微笑んだ。
その瞬間、胸の奥がキューンと締め付けられた。
ヤダ何これ……。
この感覚を私は知っている。
痛くて胸が苦しいのに、ドキドキして、体に電流が走るような感覚。
——嘘でしょ?