風になびく君の髪







しばらくは花の名前と花言葉などを教えて貰っていた


色んな花に意味があるなんて考えたこともなかったけど
水瀬が色々詳しく教えてくれるおかげで俺も感心してしまうほど


やっぱこういう趣味があるのって凄いよな




歩きっぱなしも疲れるので休憩出来るベンチでしばらく休む


「ごめんね、光井君、花のことになると夢中になっちゃって」


謝ってはいるが笑みが零れている水瀬


それに対して俺は


「全然いいよ、俺も色々勉強になったし」


「本当?よかった」


終始ニコニコしている水瀬は本当に花が好きなんだなーと改めてわかる


「ひまわりさんにあげる花もぼちぼち見つけないとね」


「そうだね」


「聞いていいかわかんないけど
ひまわりさんとどんなことで喧嘩しちゃったの?」


俺の不安を覗き込むように水瀬は聞いてくる


湯山にはざっくりとしか言わなかったけど

こんだけのことをしてくれてる水瀬にはちゃんと言った方がいい気がしてきた



……ただ、ひまわりが俺の事が好きってことは言えないな


それだけは隠さないと





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