幼なじみの溺愛が、私を離してくれません
バックの中の財布から小銭を出して差し出すと、影野くんはポカンとしてから吹き出して。
「あははっ…!霧山さん、ほんと律儀だね?」
なんて笑い出す。
…い、今のどこに笑い要素があったんだろう。
結弦ほどではないけど、影野くんも思ったより表情がコロコロ変わる人なのかもしれない。
ここに来て新たな発見。
「…わかったよ、もらっとく。ありがとう」
納得してくれたのか、そのままお金を受け取ってくれて一安心。
「別に、お礼言わることじゃ…」
「言いたかったから言ったんだよ。ダメだった?」